外壁はどうして点検が必要なのかよくわからない。どこも不具合がなければ点検する意味があるのか、疑問に思う方もいるでしょう。
外壁の点検を行う理由は、劣化が始まる前にメンテナンスを行うのが望ましいからですね。劣化がひどくなると余計な出費が重なってしまうだけではなく、メンテナンス方法も限られてきます。
この記事では外壁を点検する理由や、プロがどんな部分をチェックするのかを解説していきます。
外壁塗装が必要かどうかは定期点検で判断する
10年を目安に外壁塗装は行うのが一般的ですが、メンテナンス時期は実際に外壁の状態を見て決めなければいけません。なぜなら、外壁の劣化スピードが住宅によって違うからですね。
定期的に点検を行い、塗装が必要かどうかを見極める必要があります。基本的に塗装は外壁の劣化がひどくなる前に行うもの。あまりにもボロボロの状態だと、塗装をしても効果がありません。
劣化がひどくなってくれば補修や張替え工事が必要なので、余計な出費が増えてしまいます。塗装に適した時期を判断するためには、塗装をしてから3〜5年ごとに点検を行うのが望ましいでしょう。
プロが行う外壁塗装の点検ってどんな内容?
プロが行う点検は大きく分けて2つ。工事前の点検と、外壁塗装後の点検ですね。
- 工事前の点検:塗装が必要か見極める
- 外壁塗装後の点検:塗装後に問題がないか
それぞれ見るポイントや内容が違うため、それぞれ解説していきます。
工事前の点検
工事前の点検とは家を建ててから数年ごとに行う点検のことですね。
- 外壁の劣化具合
- シーリングの状態
- その他不具合がないか
実際に外壁を見ないとわからないことが多く、プロの目線で塗装が必要かどうかを判断していきます。塗装時期は外壁の種類によって変わるので、年数だけでは判断できないからですね。
外壁はいつも雨や紫外線にさらされているため、必ず劣化が進んでいます。しかし、家を建ててから10年以内にメンテナンスをする方はあまりいないため、基本的に放置している状態ですよね。
そうなると外壁は劣化していなくても、塗装は徐々に弱くなってきています。できれば外壁がボロボロになる前に塗装でメンテナンスするのが効果的です。
そのために定期点検を行い、塗装をするべきか判断します。
外壁塗装後の点検
外壁塗装をしたのに点検を行う理由が今ひとつわからないですよね。「塗装をしたのだから問題が起きるはずはない」と思う方も多いでしょう。外壁塗装後も5年を目安に点検するのがおすすめです。
確かに塗装をすれば基本的に問題は起きません。しかし、年数が経っている住宅には変わらないので、塗装後の経過をチェックするのは大切です。例えば車でも、車検を受けたからといって絶対に壊れないわけではないよね。
大雨や強風によって、被害を受けた場所もあるかもしれません。そういった部分も含めて、塗装後も点検を行うのです。
- 塗装後の外壁の状態
- 補修した部分のチェック
- 破損している箇所がないか
外壁に使用した塗料によっても耐久性は違いますし、塗装したからといってまた放置していいわけではありません。住宅を長持ちさせるためには、定期的に点検を行いながら付き合っていくというわけですね。
自分でもできる外壁のチェックポイント
外壁の状態は自分でもチェックできます。家の周りを見て回るだけでいいので、ぜひ試してみてください。
- コケがついていないか
- 外壁を手で触ってみる
- シーリングが割れていないか
上記を行うだけで、外壁がどんな状態なのかが分かります。もしわからない場合は、プロに点検してもらってください。点検は無料ですし、工事が必要かどうかを知るのも大切です。
コケがついていないか
外壁にコケがつくのは、塗装が少し弱ってきている状態。塗装が新しいうちはコケや汚れが付きにくいのですが、年数が経つとどうしても抵抗力が弱くなってしまいます。
また植木や物置があって、通気性が悪い場所にもコケが繁殖しやすくなっています。すぐにメンテナンスが必要というわけではないですが、できればコケを落としておくのがよいでしょう。柔らかいスポンジなどで水洗いするのがおすすめです。
外壁を手で触ってみる
外壁を触ってみて、手に白い粉が付くかどうか試してみてください。外壁を触ると手に白い粉が付くのは、チョーキング現象といい、塗装の効果が切れている証拠。
緊急性はありませんが、外壁に剥がれなどが起きる前に塗装するのがベストですね。この時期に塗装をしておけば補修費用もかからないため、費用を安く抑えられるでしょう。
シーリングが割れていないか
シーリングとは、外壁の目地や窓の周りにあるゴム状のもの。コーキングとも呼びます。
年数が経つとゴムのような柔軟性がなくなり、ひび割れが起きやすくなってきます。ひび割れから雨水が侵入して、外壁の剥がれが起きる可能性もあるので早めに補修をしておかなくてはいけません。
この時点で外壁にチョーキングが起きているとしたら、シーリングの打ち替えをしたうえで、外壁塗装をするのがよいでしょう。ここからさらに放置すると外壁がどんどん劣化していくので、早めにプロの点検を受けるのをおすすめします。
訪問営業の無料点検は要注意
外壁塗装の点検は無料ですが、訪問営業の無料点検はあまりおすすめしません。詐欺や手抜き工事の被害が多いからですね。
- 「無料で点検を行います」
- 「塗装をしないと危険ですよ」
- 「今なら工事費を割引できます」
上記のようなことを言われたら注意してください。
冷静になって考えると、そもそも点検は無料ですし、いきなり割引をするのはおかしいですよね。飛び込みの訪問営業がすべて悪とは言いませんが、名前も聞いたこともない会社に任せるのは問題です。
簡単に割引できるということは、その分を上乗せするか手抜き工事をする可能性もありますからね。きちんとした見積もりであれば、簡単に割引できる余裕はありません。
もし訪問営業なら断るのが正しい判断でしょう。もし指摘された内容が気になるのであれば、他の塗装業者に点検を依頼してみてください。訪問営業が狙う家=年数が経っている住宅が多いので、実際に塗装が必要なケースも十分ありえます。
ただその場合でも焦らず対処していきましょう。きちんとした業者であれば不安を煽るようなことはないですし、工事を急かすような言い方はしないでしょう。
外壁塗装はアフターフォローを行ってくれる業者を選ぼう
外壁塗装は工事が完了したら終わりではなく、これからも点検を行い、家を守っていく必要があります。外壁塗装で業者選びが重要なのは、こういったアフターフォローが重要だからですね。
塗装をすれば約10年は問題ありませんが、長く住み続けるにはその後も外壁のリフォームは必要です。できれば今後のリフォームプランを一緒に考えてくれる業者なら安心できますよね。
- 確かな技術を持っている
- アフターフォローが手厚い
- 保証もきちんとしている
外壁塗装を依頼するなら、上記の3点が揃っている業者が望ましいです。施工保証があれば保証期間内なら不具合がっても無償で対応してくれるので、特にチェックしておきたいですね。
業者によって対応が違うので、費用と合わせて比較するとよいでしょう。
正しいメンテナンスを提案できる、専門知識を持っている業者を選んでください。なるべく費用を安く抑えたい気持ちもわかりますが、長く付き合いができる塗装業者を見つけることが最も大切です。
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