外壁塗装で高圧洗浄は絶対に必要!手抜きをする業者に要注意

外壁塗装に高圧洗浄がそこまで重要に思えないという方もいるかもしれません。そもそもどこまで効果があるのかもよく分かりませんよね。

しかし、外壁塗装において高圧洗浄は必要な作業。汚れの上に塗装をすると、剥がれが起きる原因になるからです。

この記事では外壁塗装で使われている高圧洗浄の種類や費用、重要性について解説していきます。高圧洗浄にかかる時間など、注意すべき点もあわせてご覧ください。

外壁塗装で高圧洗浄をしないのは手抜き工事

外壁塗装で高圧洗浄をしないのは手抜き工事

外壁塗装を行うのに高圧洗浄をしないのは、完全に手抜き工事です。まともな業者であれば、高圧洗浄をしないという選択肢はないでしょう。

高圧洗浄の目的は外壁をきれいにし、塗装の密着性を高める効果があります。もし高圧洗浄を行わずに塗装をすると、どこかで塗装の剥がれが起きるでしょう。一見きれいに見える外壁でも、車の排気ガスやコケが外壁の表面に蓄積されているからです。

また、外壁だけではなく窓や土間も一緒に洗うので、高圧洗浄後は家全体がきれいになります。これはサービスとかではなく、外壁以外も一緒に洗うことでマスキングテープなどが貼りやすくなるからです。ホコリの溜まった窓や、コケだらけの土間だとテープも貼れませんからね。

高圧洗浄を行うのは外壁塗装の基本。高圧洗浄が不要という業者は「手抜き工事をします」と言っているようなものです。もし見積もりに高圧洗浄が記載されていない場合は、業者にきちんと確認してください。

外壁塗装でよく使われている高圧洗浄の種類と費用

外壁塗装でよく使われている高圧洗浄の種類と費用

外壁塗装で使われている高圧洗浄機は、15Mpa(150キロの圧力)以上の性能があるエンジン型が多く使われています。家庭用の高圧洗浄機は8Mpa(80キロ)ほどのタイプが主流なので、数値だけを見ても性能の差が明らかです。

性能の低い高圧洗浄機を使うと作業にも時間がかかるため、基本的にプロは性能が低いタイプは使いません。圧が低すぎると同じように洗っても、汚れがきれいに落ちないからです。電気で動くタイプの高圧洗浄機は基本的に性能が低いため、プロは使っていないでしょう。

高圧洗浄は水道水を使うのが一般的ですが、専用の薬品を使う「バイオ洗浄」というものもあります。

費用内容
高圧洗浄200~300円/㎡水道水を使い高圧洗浄を行う
バイオ洗浄250~500円/㎡専用の薬品を塗布し高圧洗浄で洗い流す

どちらも別途水道代がかかりますが、1,500〜2,500円ほどなので、そこまで大きな出費にならないでしょう。

バイオ洗浄とは、外壁に根を張ったカビやコケを落としやすくする薬品を使った高圧洗浄のこと。植物性の成分を主原料に開発されているので、人や環境にも害のない洗浄剤です。原液を水で薄めてローラー、または散布機で外壁に塗布し、時間を置いてから高圧洗浄できれいに流します。

通常の高圧洗浄でも十分効果が期待できるものの、よほど汚れがひどい場合はバイオ洗浄を用いるケースもあります。少し費用が高くなってしまいますが、汚れに対する効果が高いため勧めてくる業者もいるでしょう。

カビやコケを可能な限りきれいにしておくほうが不具合も起きにくくなるため、手間をかけてでもバイオ洗浄を行う価値はあります。

ストレート・トルネードの違い

高圧洗浄には、ストレートとトルネードというものがあります。

  • ストレート:外壁によく使われる
  • トルネード:圧が強力で屋根によく使われる

どちらも使用する高圧洗浄機は一緒なので、先端のノズルを交換するだけでセット可能。ストレートでも十分強いのですが、ノズルにより回転を加えることで噴射される水圧が変わるのがトルネードです。

屋根の中でも、特にコロニアル屋根(スレート屋根)は汚れがこびりついているので、トルネードを使わないときれいに洗浄できません。外壁には圧が強すぎるので、ストレートを使うのが一般的です。

高圧洗浄にかかる時間(屋根・外壁)

高圧洗浄にかかる時間(屋根・外壁)

高圧洗浄にかかる時間は半日〜1日で終わる作業ですが、建物の大きさや作業人数によって変わります。30坪ほどの住宅を作業員1人で行う場合は、外壁のみなら半日、屋根と外壁を合わせると1日はかかるでしょう。

バイオ洗浄を行う場合なら作業員2人はほしいところです。高圧洗浄機の太いホースを引っ張りながら行うので、見た目よりも大変な作業です。どんなに段取りよく作業しても、半日はかかる作業だと思っていてください。

高圧洗浄は準備もあるので2時間ほどで終わるようなことはありえません。あまりにも作業時間が短い場合は手抜きを疑ってもよいでしょう。

また洗浄後は乾燥時間が1〜2日ほど必要なので、すぐに塗装はできません。もし高圧洗浄の日に外壁の塗装作業をしていたら、高圧洗浄をしていない可能性もあります。基本的に高圧洗浄の日は洗浄以外の工事は行いません。

高圧洗浄を行う手順と注意点

高圧洗浄を行う手順と注意点

高圧洗浄を行う際は必ず水道水を使います。川の水だと機械が故障する可能性もありますし、雑菌の多い川の水を外壁に使うのはよくないからですね。

バイオ洗浄をする場合にも同じように水道水を使うので、外壁塗装を行う日は、外の水道を使えるようにしておきましょう。

特に難しい準備はないのですが、高圧洗浄は次のような手順で行います。

  1. 水を貯めるバケツを用意する
  2. 高圧洗浄機の吸込口を入れる
  3. バケツに水道水を満タンに貯める

ここまで準備できたら、あとは高圧洗浄機のエンジンを作動、2階部分から順番に洗浄スタート。もし屋根も一緒に行う洗浄する場合は、屋根が終わり次第、外壁を洗っていきます。

作業が始まったら基本的に水道は出しっぱなしになりますが、水道からつないだホースに「フローターポンプ」を使用して水の出方を制限できます。フローターポンプとは、バケツの水が満タンになったら、水道から出る水の勢いを弱めるものです。

水道の出し方を調整するのもいいのですが、万が一バケツが空になったら作業が止まるため、フローターポンプを使う業者が多いです。

足場+飛散ネットが必要

高圧洗浄は必ず足場が必要です。洗浄機のホースも重たいですし、噴射される水の勢いも強いため、はしごで行うのは危険。周りに汚れた水が飛び散るため、足場には飛散ネットも必要になります。

飛散ネットがあっても水は防げませんが、汚れやゴミが飛ばないだけでも十分効果があるでしょう。

家の窓をすべて閉めておく

高圧洗浄の日は必ず窓を閉めておきましょう。もし閉め忘れたとしても作業員が閉めてくれますが、家の中に水が入る可能性があるので必ずチェックしてください。

通気口やインターホンなど、水がかかると危険な場所は養生をするのですが、窓やドアなどはそのまま一緒に洗浄していきます。特に洗面所やトイレ、お風呂の窓は閉め忘れる方も多いので、閉め忘れによるトラブルが起きないよう気をつけましょう。

洗濯物を干さない(近所にも声をかけておく)

洗濯物があると高圧洗浄ができないので、当日は天気が良くても洗濯物は干せません。敷地が広い場合でも、庭に洗濯物を干すのはやめておいたほうがいいでしょう。いくら足場から離れていても、水が飛んでくる可能性があるからですね。

また、近所の人にも必ず、洗濯物を干さないように声をかけてください。両隣、裏の家には「水しぶきがかかる」と伝えておくと安心でしょう。飛散ネットがあるため、汚い水がかかる可能性は低いですが、水しぶきはどうしても飛んでしまいます。

前もって声をかけておくのもいいのですが、忘れてしまう方もいるので、できれば高圧洗浄の前日か2日前に声をかけておくとよいでしょう。高圧洗浄は近所とのトラブルが起きやすいので気をつけてくださいね。

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